
薄荷(ハッカ)という言葉には、なぜか惹かれてしまいます。
戦前、北見の薄荷(ハッカ)産業は世界一だったといいます。
どれくらいの世界一かというと、世界市場の70パーセントのシェアが北見のHOKURENブランドで独占したほどであったそうです。
戦後、海外の格安薄荷や合成モノに押され、今や事業として、ハッカを栽培している北見のお宅は皆無ということで、ものの哀れを感じます。

北見ハッカ記念館に訪れたのは、これが2回目です。
観光地としてのインパクトには欠けるものの、ハッカ工場の忘れ形見というべきその存在自体が、僕にタルホチックな世界を妄想させ、無性に惹きつけてしまうようです。
係の方から、北見ハッカの由来などを丁寧に説明していただいている間、ウットリ夢見心地でした。
北見ハッカ通商のハッカ飴が食べたくなってきた。

夕方、マウレミュージアムにでかけてきました。
マウレミュージアムは、平成16年3月に廃校となった武利小学校を利用した建物で、口と足で描く芸術家の作品や蝶の標本などを展示しています。
が、廃好きとしては、建物自体に興味がわきます。


画像にはあげられませんが、一部の黒板には当時の行事予定が書かれていたり、校長室の調度や書類が現役の頃のまま残されてあったりして、生々しい雰囲気です。


マウレミュージアム(武利小学校)の近くには、滝が流れる川がありまして、そこにかかっている橋を渡るとき、「アア、子供達もこの橋を渡って、学校に通っていたんだなあ」と切ない気持になりました。
本日の宿は、マウレ山荘でありました。


山の中の一軒宿であるにもかかわらず、結構な御馳走をいただくことができました。

“山荘”という名前とは裏腹に、こ洒落たお宿でした。

雨宮21号に乗ってきました。
雨宮21号は、丸瀬布 の森林鉄道に使用されていた蒸気機関車です。
60年代前半、林鉄廃線後、営林署より払い下げを受け、修復・動態保存され、現在も同地の森林公園いこいの森で走行しています。
北海道遺産にも登録されている貴重な個体です。

ナローゲージ(狭軌)であることから、足元がすぼまっていて、重心が高そうなところがこれまた素敵です。
こんなのが、21世紀になっても、現役で客車を引っ張っているというところがまさに奇跡であり、立派に保存されてこられた関係者の方々には感謝したい気持ちで一杯になります。

客車も由緒正しい来歴をもったもののようです。
最初の画像の行き先表示からすると、東北あたりの林鉄で使用されていた個体でしょうか。

腕木式信号の向こうにも雨宮21号の仲間が見えます。

井笠の客車とよくわからない木製のカブース(?)に蒸気にディーゼル機関車。
いろいろ集まっていて嬉しくなります。